タイ語について

喧騒と癒しの「熱い王国」、タイ。日本人に最も人気のある国の一つであるタイは、エネルギーあふれる都市と美しいビーチリゾート、歴史的遺産の混在する仏教徒の国です。自由の大地と言う意味を持つタイは、近隣のアジア諸国と異なり、植民地支配を受けておらず、そのためか王室への信頼と尊敬が深い立憲君主国家です。チャオプラヤ川が悠々と流れる南北に細長い国土に点在する宮殿や寺院が、王室と仏教を尊ぶ国民性が伺えます。

日本の1.4倍の国土には、いわゆるタイ人の他に21もの少数山岳民族が住んでいます。華やかな衣装で有名なリス族やアニミズム(精霊崇拝)を信仰しているアカ族、そしてタイ山岳民族最大の人口を擁し「首長族」として知られるパダウン族も属しているカレン族などがあり、今なおそれぞれが独自の文化を守り生活しています。

タイ語は南インド系の文字であるタイ文字を用い、ローマ字やかなと同様に、文字一つ一つに意味は無い表音文字を使用します。32の母音と42の子音をローマ字のように組み合わせて使います。また、発音するにあたり声調が5段階あり、日本人にとっては発音の難しい言語と言えます。文法はSVOを基本語順とし、動詞の活用の無い孤立語であるのが特徴です。

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