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イタリアの映画作品
１位 ベニスに死す（１９７１）
LA MORTE A VENEZIA
監督：ルキノ・ヴィスコンティ
原作：トーマス・マン
脚本：ニコラ・バダルッコ
出演：ダーク・ボガード／ビョルン・アンドレセン／シルバーナ・マンガーノ
あらすじ●作曲家アッシェンバッハは療養のためにベニスを訪れ、タジオという美少年に強く惹かれる。街が疫病に冒されている事を知った彼は街を出ようとするが、荷物の誤送を口実にホテルに戻る。苦悩する彼は、タジオを追って疫病の蔓延する街をさまよう。タジオの一家が街を出る当日、彼は浜辺でタジオを見つめながら死を迎える。
２位 イノセント（１９７６）
L’ Innocent
監督：ルキノ・ヴィスコンティ
原作：ガブリエーレ・ダヌンツィオ「罪なき者」
脚本：スーゾ・チェッキ・ダミーコ
出演：ジャンカルロ・ジャンニーニ
ラウラ・アントネッリ
ジェニファー・オニール
音楽：フランコ・マンニーノ
あらすじ：20世紀初頭のイタリア貴族社会を舞台に、男と女の愛と憎悪をテーマに人生を描いた作品。ルキノ・ヴィスコンティが撮影中に心臓マヒを起こし左半身マヒの身体で撮った遺作。
３位 欲望（１９６６）
Blowup
監督：ミケランジェロ・アントニオーニ
原作：ミケランジェロ・アントニオーニ
脚本：バービー・ハンコック
出演：デヴィッド・ヘミングス
ヴァネッサ・レッドグレイブ
ジェーン・バーキン
制作費：$1,800,000
あらすじ：1960年代が舞台。主人公の人気カメラマンが撮った写真に写っていた小さな物体を引き伸ばすと、そこに映っていたのは死体だった。翌日、彼は捨身を撮った場所に行くと、写真に写っていたはずの死体はなく・・・幻想と現実とが交錯したミステリアスな作品。
４位 アポロンの地獄（１９６７）
Edipo Re
監督：ピエロ・パオロ・パゾリーニ
原作：ソポクレス「オイディプス王」
脚本：ピエロ・パオロ・パゾリーニ
出演：シルヴァーナ・マンガーノ
フランコ・チッティ
あらすじ：青年オイディプスは自身の母親と近親相かんし、その後、父親を殺害するという神のお告げを授る。この予言を恐れ、彼は故郷のコリントスを離れ、国を彷こうとするうちにライオス王と出会うことに。だが、このライオス王こそが彼の父親であり…。
５位 そして船は行く（１９８３）
E la Nave Va
監督：フェデリコ・フェリーニ
脚本：フェデリコ・フェリーニ
出演：フレディ・ジョーンズ
バーバラ・ジェフォード
あらすじ：第1次世界大戦前夜のイタリア。亡くなった大女優を海に水葬するために一隻の豪華客船が地中海のある島へ向かう。乗客は芸能人や文化人そして王室一族らの有名人。西欧のブルジョア階級というぜいたくな暮らしぶりを風俗画として回顧してみせた映画。
６位 ひまわり（１９７０）
I Girasoli
監督：ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本：チェーザレ・サヴァッティーニ
音楽：ヘンリー・マンシーニ
出演：マルチェロ・マストロヤンニ
ソフィア・ローレン
リュドミラ・サベーリエワ
あらすじ：舞台は第2次大戦終結後のイタリアとソ連。ソ連に出征したまま行方不明の夫アントニオをソ連にまで出向いて探す妻ジョバンナ。言葉の通じない異国の地で夫の写真を見せて探し続けるうち、一軒の家に辿りつくが、そこには若いロシア女と幼い女の子が暮らしていた。若い女はジョバンナを駅につれていき、そこに列車が到着してアントニオが降りてくる・・・。
７位 自転車泥棒（１９４８）
Ladri di biciclette
監督：ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本：オレステ・ビアンコリ
音楽：アレッサンドロ・チコニーニ
出演：ランベルト・マジョラーニ
アカデミー賞：1948年度外国語映画賞受賞
あらすじ：舞台は第二次世界大戦後のイタリア。2年間も職にありつけなかったアントニオはようやくのことでポスター貼りの仕事を得る。仕事に使う自転車を質屋から請け出し、息子のブルーノを乗せて街を回ってポスターを貼っているすきに自転車を盗まれてしまう。警察は相手にしてくれず、自転車を探すが見つからず、とうとう自らが他人の自転車を盗んでしまうが捕まってしまい・・・。
８位 海の上のピアニスト（１９９９）
Ladri di biciclette
監督：ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本：ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽：エンニオ・モリコーネ
出演：ティム・ロス
プルイット・テイラー・ヴィンス
あらすじ：時は第二次世界大戦終戦直後。豪華客船の中で生まれ、一生を船の中で過ごすことになった伝説のピアニストの半生を描いたヒューマン・ドラマ。1900年、大西洋上の船の中で生後間もない赤児が捨てられているのが見つかり、名前を“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられる・・・。
９位 愛の嵐（１９７３）
IL PORTIERE DI NOTTE(THE NIGHT PORTER)
監督：リリアーナ・カヴァーニ
脚本：イタロ・モスカーティ 原作：リリアーナ・カヴァーニ
音楽：ダニエレ・パリス
出演：ダーク・ボガード／シャーロット・ランブリング／フィリップ・ルノワ（ベス・ポニ）
あらすじ：57年ウィーン。夜勤のフロント係であるマックスはかつてナチスの突撃隊員で、いまもいつ戦犯として告発されるかもしれない。そこに、かつての捕虜であったルチアがホテルを訪れ、2人は再び愛の焔に包まれる。しかし、彼女の証言を恐れる旧ナチスの同志によって2人は密室に追いこまれ、ついに射殺される。
