1. ドロットニングホルムの王領地
    メーラレン湖に浮かぶローヴェン島に、王族の夏の離宮として建設されました。その後、焼失しますがカール10世后エレオノラが建築家テシン親子に依頼し再建されました。宮殿前方にバロック式庭園、左右に英国式庭園を従え、「北欧のベルサイユ」と呼ばれています。
  2. エンゲルスベリの製鉄所
    17~18世紀におけるスウェーデンの基幹産業は製鉄業。製鉄所が操業を開始したのは16世紀後半、このエンゲルスベリが最初。
  3. ビルカとホーヴゴーデン
    ヴァイキングによる交易の中心地として隆盛を誇った町、ビルカ。広い共同墓地跡に残る墓石や墓標はヴァイキング文化を知るうえでの手がかりとされます。またアデルユース島のホーヴゴーデンでは、当時国王や有力者のものであろう墳墓などが発掘されています。
  4. タヌムの線刻画
    ノルウェーとの国境に近くタヌムに「先史時代の画廊」と呼ばれる場所があります。そこに残る数々の岩絵は、紀元前1500年から紀元前500年の青銅器時代に描かれました。シカやトナカイ、人間がモチーフとして多く使われ、古代人の宗教観や日常生活が表現されています。
  5. スクーグシュルコゴーデン
    1917年から3年をかけ、スウェーデンの建築家アルプルンドとレーヴェレンツにより建設された森林墓地。併設された大小3つの礼拝堂には、壁画『生、死、一生』やブロンズ像『復活』が飾られています。
  6. ハンザ同盟都市ヴィスビュー
    12世紀から14世紀にかけてハンザ同盟のバルト海貿易の中継基地として繁栄したが、1525年にハンザ同盟の盟主である北ドイツのリューベックによって町は破壊されました。現在、13世紀に建設された城壁や倉庫群などが残ります。
  7. ラポニアン・エリア
    ヨーロッパ大陸最北部にあるラップランドには、先住民族ラップ人(サーメの人々)が住んでいます。広大な極寒の北極圏で、彼らはトナカイの遊牧民族として約5000年前から伝統的生活様式を守り生活してきました。この地域は、フィヨルドや川、貴重な高山植物が育つ山岳などの自然が残る。
  8. ルーレオーのガンメルスタードの教会街
    ボスニア湾北部にある港町ルーレオーの旧市街というべきガンメルスタードは、中世の教会村。聖堂周辺には、礼拝に訪れる教区民のための宿泊施設の木造コテージが建ち並びます。
  9. カールスクローナの軍港
    スウェーデン南部のバルト地方にある港町。温暖で、冬でも海が凍らないことから、1680年、スウェーデン海軍の新拠点として町が造られました。その後、ここをモデルに海軍基地をもつ町が次々と造られました。そうした町のなかでも当時の姿を最も完全に近い姿で今に残しています。
  10. エーランド島南部の農業景観
    島の南部には、石灰石を敷きつめた道があります。また、5000年ほど前のものと思われる住居群がユニークな景観を作り上げています。
  11. ファールンの大銅山地域
    中世の頃から大銅山地域として栄えたファールン。17世紀には世界の銅産出量の3分の2を占めました。少なくとも13世紀以来、ここで銅の生産活動が行われていたことを証明する場所としてもさまざまな特徴が見られます。
  12. ヴァールベリ・ラジオ放送局
    スウェーデン南西部のヴァルベリに残る20世紀初頭の無線通信所。電化以前の通信技術を持つ通信所としては世界で唯一のものです。

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