イタリア語について

日本人にとって馴染みぶかいイタリア語といえば、ピッツァやラザニヤなど料理関係のものが思いうかびますが、アルトやビスタなど車の名前も良く使われています。しかし、一番使っているのは「ゼロ」ではないでしょうか。語源は古代インド語であるサンスクリット語ですが、発音はイタリア語です。

イタリア語の発音は日本語と音韻体系が似ています。スペイン語と同じく「aeiou」の5つの母音から成り、英語のように二重母音もないので原則はローマ字読みで通用します。イタリア語の発音はほとんど例外なく規則的に発音されるので、基本的な規則を覚えてしまえば比較的簡単です。また、フランス語やスペイン語にあるような記号付きの音もないので、見た目にも取っ付き易いといえます。

発音が楽な反面、文法は難しく、名詞や形容詞が性や数によって語形が変化します。日本語にも女言葉、男言葉とがありますが、日本語の場合はイタリア語と違って、名詞や形容詞そのものが変化することはないので違和感を感じるかもしれません。しかし、ほとんどの場合、語尾が“a”で終われば女性、“o”で終われば男性で、複数形では女性が“e”、男性が“i”となります。それに加えて時制もたくさんあります。また、幾つか例外はありますが英語と違い形容詞が名詞の後につくのも大きな特徴です。例えば白い家はcasa(家) + bianca(白い)で、casa bianca(白い家)となります。

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